2015 常陸野ブルーイング・ラボでのビール造り(東京都秋葉原)

8月31日(月)am 6:00

思いのほかパッと起きれた月曜日。
前日この後半は殆ど寝てたからかもしれませんが…

今日は「宮城峡に行くんだ」っていう一つの大きな目標がありまして。
しっかり朝ごはん食べてお風呂入って。
前日の色々やり残したことを片づけながら。
よし♪行くぞ~っ!!

って思ってたのに…
出掛ける前にバタバタしてたらギリギリになっちゃったりして。

小熊くんとロビーに待ち合わせして、新幹線までダーッシュ!!
発車30秒前くらいって奇跡的な滑り込みをみせての始まりでした。

実に3年越しの宮城峡。

前回は年に一回のメンテナンス日にぶち当たるっていうウルトラC的なタイミングで折角来たのに入れないっていう残念賞。
それ以降はしっかり確認して。毎回ビアフェス翌日はメンテ日に重なってて…。

今年は奇跡的に営業日でしたっ!!ってことでもう行くしかないのよ。
小熊くんを誘って行くことにしたのです。

他のメンバーはオリジナルビールの進行具合の確認&新しく造ってもらうビールの打ち合わせ。
こちらも大変魅力的なのですが、身体は1つ。今回は宮城峡で…

仙台駅から山形方面へと延びる仙山線は作並駅。

実に1時間に1本ペースの電車なので、乗り遅れるともう大変(笑)

乗換スムーズに無事着きました~。
空は相変わらずにドンヨリしてまして…小雨が振ったり止んだり。
天然ミストを浴びながら山中、宮城峡に向けて歩いていきました。

もう道中「霧」が凄いんです。
それはもう幻想的な光景で。

スカッと晴れた風景もキレイなんですが、これはこれで乙なものだなぁと。

20分弱の下り坂。2回目だと不安もなく、今回は荷物も預けてきたから楽勝だなぁ。
意外と早く着いたニッカ橋。

そこを渡ると目の前にはドーン「宮城峡ニッカウヰスキー蒸留所」

ただいま宮城峡。 はじめまして宮城峡。

ようやく来たんだ~。もうワクワク200%ですよ。

って思ってたら、入口がねぇ…あれ…なかなか見つからないなぁ…。

そんなこんなでまた10分位敷地の外を歩いて…やっと着いた♪
宮城峡のゲストハウス。見学受付の入口です。

山間は霧の中の蒸留所。宮城峡。
2本の河のちょうど合わさる場所に位置するこの場所には熟成に欠かせない十分な湿度に恵まれているという。その為によく霧がみられるそうです。

敷地内には、なるべく自然を大事にって事で、無駄な伐採も最小限に。
電信柱も立てない。建物はなるべく煉瓦造りでっていう竹鶴さんの思いのこもった蒸留所です。

ガイドツアーは大体30分おきくらいかなぁ。
平日だったら、予約なしでもすんなり受け付けてくれそうです。

大きな工場だけに、見学ツアーも完全マニュアル化してます。
その為見れる所はかなーり限られちゃったりしてました。

見学ツアーが始まり。まずはキルン塔。
麦芽をピートで乾燥させる煙突が何とも愛らしい建物。

ここは外観のみで、通常中には入れません。
この日も通常見学ですのでやっぱり見れなかったです。

続いては白く高く並ぶ円柱。せいろ。
乾燥させた麦芽を溜めこむ保管庫です。

このあたりも、サクっと説明。流れるように次々と行きます~。

続いては…糖化槽。ステンレス製のメッチャ大きなUFOみたいな大きな桶が。
ガラス越しではありますが、ウイスキー造りの甘い麦汁を造ります。

65度の温水に浸してゆっくり糖化していきます。
この辺はビール造りともよく似た行程です。

その後は写真のステンレス製の発酵槽。
糖化槽も同じ位大きな桶でした。

同じような円盤みたいな桶が12,3個あったと思います。
とにかく大きいなぁと。

ちなみにこの糖化槽&発酵槽の間には24時間体制で管理される電気制御室がありました。
メカメカしく地球防衛軍みたいなハイテクな室内がありましたね~。

テレビ画面でのウイスキー造り行程を見せてもらいつつ…
次の建物へ。

でました!!全部で8基のポットスチル。
4基の初溜釜&4基の再溜釜。
ヘッドの角度は微妙に異なりつつも、それぞれにそんなに大きな違いはそんなに見受けられません。
蒸留所によってはポットスチルの煙突部分の角度や高さを変えたり、形状そのものを変えたりして、キャラクターの異なる原酒つくりを目指す所もありますが。

新鮮だったのはポットスチルそれぞれに、しめ縄がしてあったりして。
神聖な趣のある場所に感じました。

ここでもテレビで蒸留の行程を見せていただきます。
ポットスチルの単式蒸留器と、グレーンウイスキーを造る連続式蒸留器。

そして一番の楽しみの連続式のご対面かと思いきや…
ここはどうやら一般回覧はNGのようで…

そうかぁ。残念だなぁ。
年に2回の「マイウイスキー造り体験」の時には公開しているみたいです。
窓越しにチラッと覗き見える近くて遠い蒸留基でした。

中にはきっとこんな感じの…

この宮城峡には、ニッカウヰスキーに使われるグレーンウイスキーが唯一造られるこの連続式蒸留基の施設があるのです。

5階建の建物を吹き抜けにして設置してありました。
大きいんだろうなぁ…

こちらも映像を見る限りでは、本当メカメカしくロボットの足みたいですねー(笑)
トウモロコシを主体にグレーンウイスキーという原酒を造っています。

小雨も相変わらず振ったり止んだりで…
いよいよ終盤。ウェアハウス。保管庫です。

2段済みでひっそりとした暗い室内。
凛として静かな熟成を迎える神聖な場所です。

ここでは香りの体験ができました。
*未熟成の原酒の香り。
*5年熟成位の原酒の香り。
*10年熟成位の原酒の香り。

3つの樽に香り口みたいな穴があって、そこから香りをかぐのです。
あとは大きさの異なる樽の展示があったり。

そんな大きな貯蔵庫が25錬もあったりして。

10年分位の原酒がひっそりと。その時がくるまで寝かされているそうです。

流石東京ドーム4つ分の敷地。宮城峡。大きいなぁ。

つづく。

記 やっしー。