DRINK TRAVEL 2023 一関から安積蒸溜所見学へ。後編

福島県郡山市

こんにちは〜。お疲れ様です。
気がつけば路面が濡れてて雨が降ってたみたいですね。電車の冷房が冷んやりと感じちゃいます。
高台の線路を支える土手の苔がキラキラして綺麗。湿った緑と茶色が一層濃くなり宇治金時みたいだ。かき氷食べたい‼︎

昨日は岩手の一関を出発して福島は郡山。笹の川酒造へと見学に訪れました。

ここは日本酒も昔から造っておりますがウイスキー造りの歴史も古くからあり、ここ数年で安積蒸溜所とブランドの名前も立ち上げて製造して「安積」(あさか)という名前でシングルモルトウイスキーを出荷してます。

夏場のこの時期は1ヶ月程メンテナンス期間に入る為、稼働はしてなかったのですが製造過程の動画を見た後に現場も見させて頂けました。

郡山の夏、アチアチです。
このメンテナンス期間に発酵槽の並ぶエリアに壁付けして暑すぎる夏の温度変化を抑えるようにするとか。

ウイスキーの製造は専門のスタッフ皆で行うようで、誰かが居なくても知識共有して誰でも製造できるようにと。スタッフだったら全体工程を把握しなきゃで大変そうだけど凄く楽しそうだなと。やりがいもあるし。

モルトミルの機械から直接煮沸釜へ移せそう。
三段階の荒目粉砕のミックスで麦汁造り。
メインはCRISP社だけど最近中々入手困難で色々と試してるみたいです。

発酵槽はダグラスファーっていう米松を使用。
樹齢500年だって。発酵期間は4〜5日みたい。

今はお休み中。
かわいいサイズのポットスチルです。

初溜は2000リットル。再溜は1000リットルとサイズが異なりますが、初溜したものをそのまま再溜にかけて蒸溜期間中は、ほぼ毎日蒸溜してるみたいです。

9月〜6月まで通常仕込み。
その後2ヶ月程ピーテッドの仕込みをしてメンテナンス時期に入るそうで今はちょうどお休み期間。

こちらはウェアハウス。
alc 63.5%で樽詰め。大体一度の仕込みで250リットル程の原酒を作るみたいで1日1樽でコツコツと。

熟成庫は大体25度。
年間4%程のエンジェルシェアで無くなっていくと言ってました。
樽詰めにはミズナラの新樽も使ってます。

こちらの大きなものはブレンド用のマリッジタンク。
10000リットルの大きなホワイトオークで
1/5づつ出しては入れの継ぎ足し方式みたいです。なかなか巨大で圧巻です。

ホップジャパンさんのカスクフィニッシュビールの後、戻ってきた樽に再びウイスキーも入れて熟成中のものも。

敷地内に祭られてる神様。
お参りしておきました。
その後に色々と試飲させて頂き、IPAカスクという美味しく楽しいウイスキーもあり。
発売はもう少し先で購入してみたい一品です。
ホップのニュアンスもしっかり感じる事ができ原酒との相性も良かったです。

他にも二級酒のチェリーウイスキーとか山桜のアイテム等もあり豊富な品揃えでした。 素敵な見学ツアーをありがとうございました‼︎
「安積シングルモルト」今後の展開が楽しみです。

またエールハウスで「安積シングルモルト」
是非ぜひ皆さまもお試しください♪

記 やっしー